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    2021年2月6日

    森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の女性蔑視発言に対する抗議声明

    森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会会長が2021年2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)
    臨時評議員会において行った一連の発言は、日本国憲法ならびに日本が批准する複数の国際人権条約・
    オリンピック憲章を含む国際人権基準に根本的に反する、ミソジニー(女性蔑視)と偏見に基づく差別発言で
    あり、到底看過できるものではないことは言うまでもありません。

    森会長は4日にこの発言を謝罪し撤回していますが辞任は否定しています。極めて公的な立場において
    あからさまなジェンダー差別を行いながら、その責任が問われないままになることは、社会が女性への抑圧・
    蔑視を、言外に、しかし明確に許容することにつながります。加えて森会長は、過去にも悪質な差別発言を
    指摘されていながら公的地位に就き続けています。

    ミソジニーと偏見が黙認され続ける社会では、幼少時から人生のあらゆるステージでジェンダー・バイアス
    (性差による先入観)が植え付けられ、再生産されます。今回の JOC 評議員会での発言、そしてその場で
    「笑いが起きた」という状況は、将来にわたって女性たちの声と尊厳を奪おうとするものです。

    日本は女性差別撤廃委員会(CEDAW)を含む複数の国際人権条約委員会から受けた勧告の多くが
    未履行のまま度重なる再勧告を受けており、「ジェンダー・ギャップ」指数は 153 か国中121位という
    水準にあります。ミソジニーの再生産を止め、社会を変えることが必要です。

    日本YWCAは、「若い女性をエンパワーし、共に社会変革を進める」というミッションのもと、第5次男女共同
    参画基本計画への意見提出を含む多くの発信を行っています。若い女性たちが本来持つ権利を享受し、
    自らの可能性を万全に追求できる社会を求める立場から、今回の発言に強く抗議し、森喜朗東京五輪・
    パラリンピック組織委員会会長の辞任を求めます。

    2021年2月5日
    日本YWCA

    声明(PDF)は日本YWCAのホームページでお読みいただけます。
    森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会会長宛
    橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣宛


    YWCA(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
    1855年英国で始まり、今では日本を含む125あまりの国と地域で、約2,500万人の女性たちが活動しています。